MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

保育所に補助金5億円余を誤支給 返還求めず対応可能か検討へ(NHKニュース)

  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220617/k10013676781000.html

私立の認可保育所への補助金を実際に支払うべき金額よりも多く支給していた東京葛飾区で臨時の園長会が開かれ、区側は誤支給の総額は現時点で5億円余りに上ることを説明したうえで、余分に支給した分について返還を求めずに対応することができないか検討する方針を示しました。

このニュースは見ましたが、当初は返還を求めるとされていたはずで、取材を受けた保育所などではいまさらの返還に戸惑いの声が聞かれました。
あと、山口県であった誤送金と違う点は、手続き自体はすべて正しく行われたという点です。間違いは区が用意した Excel シートの計算式にあったということです。なので、「誤支給」というよりは区の「計算間違い」というのが正しいのかな?
原因が区が作成した Excel シートに指示通り入力して提出するだけだったので、保育所としては手続き上の不正などは行なっていない訳で、「計算式が間違っていました」と言われても困るだろうなと思います。
また、4年間にわたって誤支給が続いていたそうですが、いくつかの保育所からは「計算が間違っているのではないか」という問い合わせをしたそうですが、区の回答は「問題ない」だったとか。
ただ、当初の会見で区長だったか担当課の課長だったかは「そういう問い合わせがあった事実は把握していない」と言ってましたけどね。まあ、知ってたけど放置の方が印象が悪いからだと思いますが、問い合わせた人間は自分では知っている訳で、本当に問い合わせがあった場合、「区は嘘つきだ」という印象を持たれてしまいますよ。
返還を求めるとしていた区が一転して、求めないで対応することができないかと検討しているとのことですが、支出したのは公金ですからね。「いいことに使ったんだからそのままで」というのでは困りますよね。
私立保育園連盟の副会長も「区民が納得する結論を」とコメントしていましたからね。
ただ、過去4年分を返せと言われても人件費として使ってしまっていますからね。返せと言われた倒産しかねないです。