MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『いつかの君にもわかること』 14:25


アップリンク京都 シネマ2にて。

2020年イタリア・ルーマニア・イギリス合作映画。
原題:Nowhere Special
監督:ウベルト・パゾリーニ
出演:ジェームズ・ノートン(ジョン)、ダニエル・ラモント(マイケル)、アイリーン・オヒギンズ(ショーナ)、他。

幼い息子と暮らすシングルファザーのジョンは不治の病の宣告を受け、自分が死んだ後のため、息子の養父母を選んで養子縁組しようと考えたのだが・・・。
以前、日本映画で余命わずかの男が自分の妻の再婚相手を探す話がありましたが、この場合はもっと切実ですね。幼い我が子の行く末を案じる気持ちを思うと悲しくなりますが、幼い子にとって父親と引き離されるのは辛いことでしょうね。もっとも、まだ「死」という意味が理解できないようでしたね。
父親としては最善の里親を探してあげたいが、子供にとっての最善(ソーシャルワーカーの考え)と自分が思う最善とのギャップに悩む姿が印象的でした。
ところで、ジョンはシングルファザーとのことですが、マイケルの母親はどうしているのでしょう?亡くなったのか?離婚したのなら母親に渡すという選択肢もあるのではと思うのですが・・・。もっとも、母親が再婚している場合は難しいかもしれませんね。
【追記】母親はロシア人で息子をおいて、帰国してしまったようで、支援団体も生活状況のわからないロシアに送ることはできないようです。