MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『幻の光』18:50

f:id:MAROON:20200713102451j:plain
十三の第七藝術劇場にて。
復活企画「バック・トゥ・ザ・ナナゲイ」での上映です。

1995年テレビマンユニオン作品。
監督:是枝裕和
原作:宮本輝
出演:江角マキコ(ゆみ子)、浅野忠信(郁夫=ゆみ子の最初の夫)、内藤剛志(民雄=ゆみ子の再婚相手)、柏山剛毅(勇一=ゆみ子の息子)、渡辺奈臣(友子=民雄の娘)、木内みどり(道子=ゆみ子の母)、柄本明(喜大=民雄の父)、桜むつ子(とめの=漁師)、赤井英和(マスター)、市田ひろみ(初子=仲人)、他。
祖母の失踪という幼い頃の思い出を引きずるゆみ子は、子どもを授かり、夫の郁夫とともに幸せに暮らしていた。しかしある日、動機がわからないまま郁夫は突然自殺をしてしまう。再び愛する者を引き止められなかったゆみ子は、悔恨の思いを秘めながら奥能登へと嫁いでいくのだが・・・。
是枝監督の劇場映画デビュー作であり、江角マキコさんの映画デビュー作です。
郁夫を失ったゆみ子による「喪の儀式」を描いています。そのため、能登でのゆみ子の服装は黒など暗い色調のものばかりで、天然光による照明の効果もあり、室内のシーンでは人物が埋没してしまっていました。
ラストでようやく儀式を終えたゆみ子が明るい色調の衣装を着ていたのが印象的でした。
【追記】上映終了後、是枝監督がリモートで参加するトークコーナー(小一時間)がありましたが、最初機器の調子が悪く、画面をスクリーンに映し出すことが出来ずに、とりあえずは音声のみでスタートしました。で、途中からは舞台袖に置いてあったパソコン(これには最初から映像も映っていた)の画面をプロジェクターでスクリーンに映し出すようにして、映像が共有されました。(^_^;)
f:id:MAROON:20200704033404j:plain