久しぶりに超私的ベストテンの選出をやってみました。
候補作品は毎月の月間ベストテン、次点およびその他インパクトのあった作品をリストアップし、その中から選出しました。
日本映画候補作品23本、外国映画候補作品19本でした。
さて、選出結果は次の通りです。
- 日本映画:
いやー、『そして、バトンは渡された』は久しぶりにしっかりと泣かされた映画でした。文句なく年間ナンバーワンです。
『街の上で』は今泉監督らしい作品でした。
『かそけきサンカヨウ』は『バトン~』を見るまでは文句なく月間ナンバーワンのはずだったんですが、月末に見た『バトン~』のパワーに圧倒され、月間ナンバーワンを逃した残念な作品です。
『ドライブ・マイ・カー』は最近立て続けに海外の映画祭で賞を取っていて、アカデミー賞でもという話もあるとかないとか。
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』はある種のホラーですよ。「女は怖い」を地で行くような話でした。
『大人の事情 スマホをのぞいたら』は元ネタはイタリア映画で、世界各国でリメイクされています。日本版には日本ならではのポイントがあってよかったです。
- 外国映画
『藁にも~』はこれほどかという人間の欲望が描かれた作品です。欲に塗れた人間たちの中で勝利を掴むのは誰だ!(^_^;)
『プロミシング~』はミステリとしてもなかなか良かったんですが、タイトルで損をしていますね。パッと見て、聞いて、意味が分からないのは興行的にはマイナスです。安易に原題をカタカナにすればいい訳ではないという見本でしょうか。
『フリーガイ』はゲームの中の構成員(英語ではNPC[=non player character]。字幕でこれを「ザコキャラ」と表現したのは間違いですね)が意志を持って動き始めたら、という設定で、ゲーマーではないσ(^_^)も楽しめる作品でした。
『ドント・ルック・アップ』は危機に際しても自分の欲望を優先する愚か者たちが出てきたのには笑えました。
『元カレとツイラク~』はタイトルを今風(?)の言葉遣いにして若い世代にアピールしたかったのかもしれませんが、せっかくの佳作が台無しでした。
『パーフェクト・ケア』は『ゴーン・ガール』と同様に悪女が似合うロザムンド・パイクの演技が光りました。
『悪なき殺人』普通日本語で「あくなき」は「飽くなき」と書き、「とどまるところのない」という意味で使いますが、このタイトルは「悪なき」で、「悪い人はいない」という意味で使っているようです。ちなみに原題は「動物だけが知っている」という意味だそうです。なかなか意味深ですね。