MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

路線バス増便で乗客急伸、山形 「逆転の発想」が奏功(共同通信)

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山形県鶴岡市の庄内交通が、市中心部を巡回する路線バスの増便に踏み切り、乗客数を大幅に増加させた。地域の人口減で利用者数が頭打ちとなる中、バスを小型化して利便性を向上させる「逆転の発想」で、新たな需要の掘り起こしにつなげた。

いやいや、いまさらですか?
これまで、ローカル線の鉄道やバスでは利用者が減ると、運行コストを減らすために減便するのが普通でした。
都市部のように元々多数の便が運行されている中での若干の減便なら分かりますが、ローカル線のように元々便数が少ないのに減便したら、公共交通機関としての役割を果たせなくなり、一層の利用者減を招くというのは考えたら分かることです。要は減便は自分の首を絞めるのと同じことなんですよ。
なので、利便性を上げるために増便するというのは至って真っ当な施策だと思います。
また、バスなので車両を小型化して運行コストを少しでも下げることも並行して実施しているのはいいことですね。
都市部でも民間のバスが撤退した後の支援として、いわゆるコミュニティバスを運行している自治体をよく見ますが、やはり便数が微妙で、利用しづらいように思えるところも多いようです。
【余談】大阪では岬町で南海バスが撤退した後に運行を開始した通称「赤バス」は一定の成果を挙げているようです。
小型車の導入で南海時代には運行が難しかった場所まで路線を延ばし、利便性を高めています。
【余談2】以前、大阪市内で運行されていた、こちらも通称「赤バス」というのがありましたが、利用者が伸びず、維新が首長になるとともに廃止が決まりました。
しかし、あれは利用しづらい点が多く、利用者が伸びないのも仕方がないですね。

  • 区役所や病院を回ることを優先して、既存の鉄道との連絡をあまり考慮していない路線が多かった。
  • 時刻表がパターンダイヤになっておらず、発車時刻が覚えにくい。(1時間に2本でも「毎時13分、43分」のようにパターン化されていれば端数があっても覚えやすい)
  • 鉄道連絡を考えていないこともあり、通勤時間帯には運行していない(昼間の利用を主な対象としていた)。例えば北区を走っていた路線で鉄道に連絡しているのは天六だけで、大阪駅、梅田駅付近には立ち寄らなかったんですよ。

他にも色々ありましたが、ちょっと残念な路線でしたね。