MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ああ爆弾』 12:00


引き続き、シネ・ヌーヴォにて。
これも「生誕百年 女優特集第2弾 越路吹雪淡島千景」での上映です。

1964年東宝作品。
監督・脚本:岡本喜八
原作:コーネル・ウールリッチ「万年筆(Fountain Pen)」
出演:伊藤雄之助(大名大作=元組長)、越路吹雪(大名梅子=大作の妻)、高橋正(大名健作=大作の息子)、砂塚秀夫(田ノ上太郎=大作の子分)、中谷一郎(矢東彌三郎=新興ヤクザ/市会議員候補)、沢村いき雄(椎野武三=運転手)、北あけみ(若い二号カスミ)、二瓶正也(社員竜見)、天本英世(子分テツ)、重山規子(元大名の二号ミナコ)、有島一郎(銀行支店長)、桜井浩子(銀行秘書)、他。

刑期を終えて出所した大名大作であったが、世間は一変していた。子分は散り散りになり、妻は法華に狂い、元の組事務所は新興ヤクザの矢東に乗っ取られていたのだ。
やけになった大作は子分の太郎に万年筆型の爆弾を作らせて、矢東の命を狙おうとしたのだが、肝心の万年筆が筆記用具だけに、人から人へと転々と・・・。

岡本喜八監督が、ジャズからロック、浪曲狂言、果てはお題目までを駆使した和製ミュージカル映画です。好きな人にはたまらないと思います。
σ(^_^)は最初見たときは意味が分からなかったんですが、2回目に見たときにはまりました。(^_^)
【追記】今日の2本を見て思ったんですが、どちらも越路吹雪さんが「出てますね」というだけの映画で、越路さんが中心人物ではないんですよ。
もっと他に主役を張ってる作品があるんじゃないのかな?なんでそういうのを上映しないんだ?と思います。
【余談】小心者の運転手役・沢村いき雄さんがいい味を出していました。
【余談2】太郎役の砂塚秀夫さんは、同じ岡本監督の『殺人狂時代』にもクルマ泥棒の役で出演していましたね。印象に残る役者さんです。