MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『姿なき目撃者』 10:10


九条のシネ・ヌーヴォにて。
「生誕百年 女優特集第2弾 越路吹雪淡島千景」での上映です。

1955年東宝作品。
監督:日高繁明
原作:渡辺啓助『浴室殺人事件』
出演:小泉博(舟木刑事)、久保賢(屋形譲二=カメラ好きの少年)、夏川静江(母素子)、進藤英太郎(権藤平二郎)、久慈あさみ(新宮綾子=権藤の妾)、越路吹雪(女中千代)、志村喬(笠井捜査主住)、徳大寺伸(魚住高之=ダンス教師/綾子の浮気相手)、他。

旦那の目を盗んでダンス教師の魚住と密会していた綾子。女中の千代はそれを旦那に知らせる為、隣家のカメラ好きの少年譲二を利用するのだが・・・。
これは(警察以外は)全員悪人というヤツですかね (^_^;)。まあ、千代にはそれなりの理由もあったようですが・・・。
そもそも、最初に魚住がタンクに入っていた際、「ポンプを止めろ」もいいですが、タンクの蓋を開ければいいだけの話なのに、権藤も綾子もまったくそういう動きをしなかったのはなぜなのかな?
それにしてもカメラ少年役の山内賢(出演時は久保賢名義)さん、若いなぁ。(^_^)
ちなみに久保賢の名前からも分かりますが、久保明さんの弟さんだそうです。まだご存命かな、と思って調べたら、2011年に67歳でお亡くなりになっていたそうです。最近にしては早いですね。ちなみにお兄さんの久保明さんはご存命です。
【余談】権藤役の進藤英太郎さんですが、Wikipedia の進藤さんのページの出演作品リストに本作が載っていませんでした。(謎)
また、「東映時代劇には悪大名や悪家老、悪徳商人などの悪の権化を演じた」とあったように、個人的には時代劇の悪役というイメージが強いんですよ。もっとも、クレージー作品の現代劇にも出てはいたのは知っていますけどね。(^_^)