MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『しとやかな獣』

自宅で DVD で見ました。

1962年大映作品。
監督:川島雄三
出演:若尾文子(三谷幸枝=芸能プロの会計担当)、船越英二(神谷栄作=税務署員)、浜田ゆう子(前田友子)、高松英郎(香取一郎=芸能プロ社長)、川畑愛光(前田実=芸能プロ社員)、伊藤雄之助(前田時造=元海軍中佐)、山岡久乃(前田よしの=時造の妻)、小沢昭一ピノサク・パブリスタ=インチキ外国人歌手)、山茶花究(吉沢駿太郎=流行作家)、ミヤコ蝶々(マダムゆき=銀座のママ)、他。
ほぼ団地の一室を舞台に展開される舞台劇のような見た目の、騙し合いのお話です。これこそ「全員悪人」と呼ぶにふさわしいです。(^_^;)
出演者はその格からか、若尾文子船越英二の順になっていますが、船越は出番も少ないし、若尾にしても脇役で、メインは団地の住人である前田一家、または前田夫婦(伊藤雄之助山岡久乃)でしょうね。
登場人物が長い階段を歩くシーンは、その心情の吐露を示していて、和楽器による伴奏も面白いですね。
伊東雄之助+和楽器と言えば岡本喜八監督の『ああ爆弾』が印象的でしたが、本作でも効果的に使われていました。
【余談】舞台となった団地は晴海団地だそうです。(部屋の撮影はセットですが)
関西人のσ(^_^)には土地勘がありませんが、東京湾近くの場所なんですかね? 晴海と言えば、昔は国際展示場があり、仕事で何度か行きましたが、晴海と言えばそれぐらいしか縁がありませんが、後は・・・ゴジラが上陸したぐらいでしょうか?(^_^;)