MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『WANDA ワンダ』 13:55


テアトル梅田 シネマ2にて。

1970年アメリカ映画。
原題:Wanda
バーバラ・ローデン監督・脚本・主演作品。
炭鉱町で暮らすワンダは、夫に離別され、子どもも職も失い、有り金もすられてしまう。
彼女はバーで知り合った傲慢な男と行動をともにし、いつの間にか犯罪の共犯者として逃避行をつづけることとなっていた。

アメリカ公開時には話題にならず、埋もれていたそうですが、2003年にフランスで上映され、その後2007年にオリジナルのネガフィルムが発見され、2010年に修復されたのだとか。ちなみに日本では今回が初公開だそうです。
【追記】うーん、長らく放置されていたのも分かりますね。なんで、これが再評価(?)されたんだろう?
ちなみに修復のスポンサーはグッチだそうです。なんで?(^_^;)
主人公は育児放棄、家事放棄、離婚申し立てにもあっさり同意、子供の親権も放棄、仕事は手が遅いのでクビ・・・序盤のこの設定を見て、主人公に全く共感が持てないですね。
解説には「アメリカの底辺社会の片隅に取り残された女性の姿を切実に描いた」としていますが、なんの意欲も見られずに、流されているだけなのは「取り残された」のとは違うと思う。意欲があり、努力しても、気の毒な境遇というのなら分かりますが・・・。