MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ティエリー・トグルドーの憂鬱』 16:15

引き続き、シネ・リーブル梅田4にて。
2015年フランス映画。
原題:La loi du marche
監督:ステファヌ・ブリゼ/出演:バンサン・ランドン、イヴ・オリィ、カリーヌ・ドゥ・ミルベック、マチュー・シャレール、グザビエ・マシュー、他。
見る前から分かってはいましたが、気の滅入る話ですね。50歳過ぎて解雇された主人公には障害者の息子もいて、進学に関する問題も抱えており、住宅ローンの支払いにも悩んでいた。
1年以上の求職活動の末にようやく得たのはスーパーの警備員の職。たが、それは客の万引きだけではなく、レジ係の不正も監視することが求められた。ある日、客が使ったクーポン券を廃棄せずに自分のものにしたベテランレジ係が捕まって解雇され、その後自殺するという事件が起こり、さらに別のレジ係のポイントカードに係る不正が摘発された。やりきれない主人公は職場を放棄して・・・というところで終わります。で、どうなるの?という感じです。ただただ、気の滅入るエピソードが並べられて、破滅するでもなく、解決に向かうでもないというのは映画としてどうなの?と思います。