MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパート』 10:00

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アップリンク京都 スクリーン1にて。

2020年日本映画。
監督・撮影・編集:青山真也
2020年の東京オリンピック開催にむけた国立競技場の建て替えのため、2017年に取り壊された公営住宅を追ったドキュメンタリー。
1964年の東京オリンピックの開発の一環で建設された霞ケ丘アパートは住民の高齢化が進んでいたが、住民同士支えあって生活してきた。だが、2020年の東京オリンピック開催決定に伴い、新国立競技場建設のために取り壊されることになり、住民は立ち退き(転居)を迫られることになった。
オリンピックに限らず、大きなイベントが開催される度にそれによって不利益を被る人がいます。本作は、中でも直接「被害」にあったアパートの住人たちにスポットをあてた作品です。
【追記】うーん、なんか分かりにくいというか、転居問題が中心ではなく、日常の生活ぶりを撮影したものが大半で、ちょっと思っていたのとは違いましたね。
霞ヶ丘アパートの建設経緯や解体に向けた動き、住民への説明内容、など、もっとこの問題を掘り下げたのかと思ったら、風景点描ばかりてしたよ。ちょっと残念です。
最後に130世帯が転居した、という一文がありましたが、これも全体で何戸あった内の130世帯なのか?などは分からないし、さらに移転後に23名(だったかな?)が亡くなったとありましたが、元々高齢者ばかりなので、転居と死亡との因果関係も分からないので、安易にこんな人数を出されても判断できませんよ。