天満天神繁昌亭にて。
元々5月に計画されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、7月から繁昌亭が再開したため、今日の実施となりました。
今日の演目は次の通りでした。
中トリの米二師がたっぷりと演じた他、前半で時間を使ったので、かなり押し気味に後半へ。
それでも、銀瓶さんは『景清』をたっぷりと。(^_^)
久しぶりに米二師の落語を堪能できました。
【追記】昔読んだ興津要氏の「古典落語」シリーズ(講談社文庫)には後日談が書かれてあり、景清の目をもらった定次郎が大名行列に暴れこむくだりがありましたが、実際に高座でそこまで演じた噺家さんは見たことがないですね。
また、サゲも分かりにくいからか、「目の見えない人の目が開いた。おめでたいお話です」という形で終わる噺家さんが多いみたいです。
【追記2】Wikipedia によるとテレビやラジオなどのメディアでは聞くことができない噺と書かれていますね。まあ、話の時代ということもあるんでしょうけれど「めくら」という言葉が多用されているからでしょうね。
ただ、『定次郎の眼が見えないのは「悪業因縁深きゆえ」と観音が説明することで、視覚障害者に差別的な発想を与えている』と書かれていましたが、観音様が言ったのは『神に祈っても目が治らないのは「悪業因縁深きゆえ」』と説明しています。なので、Wikipedia の指摘は少し間違っているかな?