MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

Google eBooks とは?

ニューズウィーク日本版に「グーグルeBooksは電子書籍の未来形」というコラムがありました。
  http://www.newsweekjapan.jp/column/takiguchi/2010/12/ebooks.php
著者は PC online で「シリコンバレー通信」というコラムも連載している瀧口範子氏です。
このコラムを読んで気になったのはストアの表示が検索依存だという点です。検索されやすくするための動き(タイトル名の付け方、書籍以外の関連コンテンツを大量に上げる、など)が既に出ているそうです。そうすると書籍名が非常に制約されそうで嫌ですね。学術書などは内容をそのまま反映させたものがいいのでしょうけれど、小説などの創作物では様々なバラエティ豊かな表題を見るのも楽しい訳ですが、それがなくなってしまうとしたら寂しいです。
ただ、個人的に一番ダメだと思う点はデータは常にクラウドにあるという点です。
「サーバーにあるデータにアクセスしてそれを読むという方法をとる。そして、そこにアクセスするためのデバイスは何でもいい」
これは言い換えると常時オンラインでないと読めないということで、利用環境や通信費など逆の意味で制約が出てくるので、本当に便利なのかどうか疑問がありますね。
スタイルとしたら有償の図書館というか、貸し本屋という感じですかね? 「所有感」は得られなさそうですが、そういう人は普通の本を買えってことでしょうか。