MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

陸自の中古「高機動車」タイに流出…業者が転売か、規定に反し破壊せず簡易解体で輸出(読売新聞オンライン)

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230916-OYT1T50008/

陸上自衛隊の装備品で耐用年数(14年)を過ぎた高機動車が、海外に流出したことが読売新聞の調べでわかった。車体を破壊する前提で国内業者に売り払われながら、簡易に解体した状態で輸出され、現地で組み立てて再使用されていた。タイで記者が現物を確認した。

通常、行政機関が古くなった車両を払い下げるというのはよくあることで、基本的には入札等で払下げ先を決定します。
その際、再使用できる「一時抹消登録」か、再使用できない「永久抹消登録」のどちらかが求められます。
乗用車や普通のトラックだと一時抹消が普通ですが、救急車や消防車などの特殊車両は再使用できないように、解体、永久抹消が要求されます。
自衛隊車両がどういう扱いなのかは知りませんが、「復元できないよう破壊、切断させることを求めている」のであれば、それに違反したことは明らかですね。
以前、中古の衛星機器の払下げを受けた会社が廃棄物として破壊せずに転売して問題になったことがありますが、この辺りの管理が甘いようですね。
このため、防衛装備庁は
「24年度予算の概算要求に関連経費約3億円を盛り込み、事前に得た情報から、東南アジアを念頭に調査する」
とのことですが、調査にこんな巨額の費用がかかるんですかね?