MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『人生スイッチ』 15:20

シネ・リーブル梅田2にて。
2014年アルゼンチン=スペイン合作映画。
原題:Relatos salvajes
ダミアン・ジフロン監督作品。

  • スイッチ1:おかえし
    • モデルの女が仕事で指定された飛行機に乗ると、隣の席の男が彼女の元カレを知っていた。さらに乗客全員が彼と関わりがあることが判明、しかもみんな彼にひどい仕打ちをしていた。そしてCAの一言に機内は凍りつく……。
  • スイッチ2:おもてなし
    • レストランで働くウェイトレス。ある日、父親を自殺に追いやり、母親を誘惑した高利貸しの男が来店する。恨みが再燃した彼女は、同僚が提案した殺鼠剤入りの料理を出すが、男はそれを食べても平気だ。そこへ男の息子がやってきて意外な行動に出る……。
  • スイッチ3:エンスト
    • 山に囲まれた一本道を新車で走り抜ける男。追い越しを邪魔するボロ車を抜き去り、捨て台詞を吐く。ところがパンクしてしまい、タイヤを取り換えていると、さっきのボロ車が追いついてくる。運転手に新車をボコボコにされた男は、とんでもない逆襲に出る……。
  • スイッチ4:ヒーローになるために
    • ビルを爆破する職人の男の車が、駐車禁止区域でもないのにレッカー移動されていた。翌日、陸運局の窓口で訴えを無視され大暴れすると、その姿がハデに報道され会社を解雇される。さらに妻には離婚を言い渡され、職探しで停めていた車を再びレッカー移動されると、男はある計画を思いつく……。
  • スイッチ5:愚息
    • 裕福な男の息子が人を轢いてしまう。男は顧問弁護士に相談し、使用人に50万ドルで身代わりになってもらう。しかし検察官にばれ、100万ドルで買収する。弁護士、使用人、検察官がさらに金やマンションを要求してきて、男は息子に自首しろとキレる。男と金の亡者たちの交渉は……。
  • スイッチ6:HAPPY WEDDING
    • 結婚式の最中に、花婿が招待した同僚が浮気相手だと気付いた花嫁。泣きながら屋上に出た彼女は、休憩していたシェフとコトに及ぶ。そこに花婿が来るが、開き直った花嫁は「全財産はぎ取ってやる!」と恫喝して会場へ。彼女は浮気相手に復讐を果たすが、式の終わりにはまさかの結末が……。

いやー、どれもなかなかに凄い話ですね。本編中にも字幕で各エピソードの邦題が出ましたが、「3:エンスト」はエンストじゃなくパンクなのでダウトですね。てっきり再始動の時にエンストしてという話かと思ってみていたので肩透かしでした。結末は衝撃的でしたが・・・。
「4:ヒーローになるために」も結果としてヒーロー扱いされたけどそのためにやったわけじゃないという点でダウト。というか、女房が言うように誕生日会に間に合わせるのが優先なのでタクシーで自宅に戻ればよかったと思うのですが・・・。なお、解説記事では「駐禁じゃないのにレッカー移動されて」となっていましたが、セリフにそんな言葉は無かったような・・・。
「5:愚息」は息子のひき逃げのもみ消しのために要求される金額がどんどん増えていくの切れた資産家が「やんぴ!」を宣言しますが、慌てた周りが金額を下げて取り繕うというのが笑えました。でも、結末はちょっと笑えないなぁ・・・。
「6:HAPPY WEDDING」の一番の被害者は新郎の浮気相手である同僚ですかね? 鏡にぶち当てられて、全身に切り傷ができたみたいだし・・・。