https://www.asahi.com/sp/articles/ASR9C3VKTR9CUTIL00D.html
電動キックボードで歩行者に衝突し、けがを負わせながら逃走したとして、警視庁は9月、無職の女（２３）を自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致傷）と道路交通法違反（ひき逃げ）の疑いで逮捕した。
現実的には時速６キロ以下だと、キックボードは安定した走行ができない懸念があるんですよね。
役人が机の上で「歩行者が時速４キロ程度なので、それよりあまり早くない速度」とか考えて決めたのではないかと思いますが、現実的な速度ではないですね。
かつて、自転車の歩道通行を公式に認めた際、警察庁はその速度について「4-5km/hだ」と答弁したことがあります。正直、それは歩く速度とほぼ同じであり、自転車がふらついてしまい、安定して走行することは困難です。
なので、電動キックボードが歩道で時速６キロ以下というのも、物理的に考えて、現実的な速度ではないと思います。
もっとも、自転車と違い、電動キックボードは法令で定められているので、時速６キロを超える速度で走行したら違反ということになります。
ちなみに、自転車の場合は「通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる」と法令で規定されているので、歩行者がいない場合に限っては、それなりの速度で歩道を走行できます。
