MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『終電車』 15:25


テアトル梅田 シネマ1にて。
フランソワ・トリュフォー監督生誕90周年特集での上映です。

1980年フランス映画。
原題:Le dernier metro
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:カトリーヌ・ドヌーブ(マリオン・シュタイナー=看板女優)、ジェラール・ドパルデュー(ベルナール・グランジェ=新人俳優)、ハインツ・ベンネント(ルカ・シュタイナー=支配人兼演出家/逃亡中)、ジャン・ポワレ(ジャン=ルー・コタンス=演出家)、ジャン=ルイ・リシャール(ダクシア=評論家)、サビーヌ・オードパン(ナディーヌ・マルサク)、他。
1942年、ドイツ占領下のパリ。
モンマルトル劇場の支配人兼演出家のルカはユダヤ人であるため国外へ逃亡。彼の妻であり看板女優マリオンが代わって劇場を切り盛りしている。実はルカは劇場の地下に隠れていて、毎夜マリオンの訪問を待ち侘びていた。だが、マリオンは新人俳優ベルナールに惹かれていく。

トリュフォーらしく、一人の女と二人の男のパターンですね。←特にラスト!(^_^)
また、ラストシーンでマリオンが入院しているベルナールを見舞う場面で、最初はリアルに見せて、背景の窓の向こうの建物の窓に見える人物もタバコを吸うなど、明らかに動いていたのですが、これがパッと舞台に変わると、いつの間にか窓に見える建物と人物は書割りに変わっている、というあたりは芸が細かいですね。
それにしても、主演のカトリーヌ・ドヌーブは40年経った今でも現役というのが凄いですね。
個人的にはトリュフォー監督作品の中では2番目に好きな作品です。ちなみに1番は『日曜日が待ち遠しい』です。(^_^)
【余談】この頃はエンドロールがあっても短くていいですね。現在のように5分以上、作品によっては10分近いものもありますが、あれで「エンドロールが終わるまで席を立たないで」と言われてもねぇ・・・。