MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『怪談累が淵(1960)』 20:30

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引き続き、シネ・ヌーヴォにて。
【妖怪特撮大全集】での上映です。

1960年大映作品。
監督:安田公義
出演:二代目中村鴈治郎(皆川宗悦)、中田康子(豊志賀)、北上弥太朗(深見新五郎)、他。
落語の怪談噺にもなっているので、あらすじは知っていますが、元ネタは江戸時代の説話で、それを元に鶴屋南北の「色彩間苅豆」が書かれたり、三遊亭圓朝による「真景累が淵」が作られたりしました。
【追記】やはり、尺が足り無さ過ぎますね。序盤の「宗悦殺し」の後、登場人物ががらっと変わって、誰が誰やねん!状態に。(^_^;)
宗悦の娘の一人が豊志賀って、人変わってないか?同じ女優さんには見えなかったんだけど・・・。
「豊志賀の死」もけっこう無茶な設定だったし・・・。
そもそも、宗悦殺しに出てくる新左衛門の妾は殺されたけど、その情夫(中間殺し)はどうなったの?
【追記2】調べたら、これでも登場人物を端折ったりしていますね。深見の息子は二人いて、長男新五郎は次女お園に片思い、豊志賀と恋仲になるのは次男の方でした。
【余談】安田監督は10年後の1970年にも同じタイトルでセルフリメイクしていますね。まあ、このネタで10回近く映画化されているので、人気だったんですかね。
【余談2】本作に出演した中村鴈治郎は後にテレビの必殺シリーズにも出演していましたね。