MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『真昼の決闘』 10:00

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高槻アレックスシネマ スクリーン3にて。
「午前十時の映画祭11」での上映です。また、高槻での上映には「名作映画講座」という解説が映画の前後に付いていました。

1952年アメリカ映画。
原題:High Noon
監督:フレッド・ジンネマン
原案:ジョン・W・カニンガム『ブリキの星』
出演:ゲイリー・クーパー(ウィル・ケイン保安官)、グレイス・ケリー(エミイ=ウィルの妻)、ケティ・フラド(酒場の女主人ヘレン・ラミレス)、ロイド・ブリッジス(ハーヴェイ・ベル保安官補)、イアン・マクドナルドフランク・ミラー)、トーマス・ミッチェル(ヘンダーソン町長)、シエブ・ウーリー(ベン・ミラー=フランクの弟)、ロン・チェイニー・ジュニア(マーチン元保安官)、他。
ウィル・ケインはエミイと結婚し、保安官を退官するというその日、かつて逮捕して絞首刑にしたはずのフランク・ミラー減刑されて出所し、正午の汽車で町に戻ってくるという報せが届いた。町の有力者たちはウィルに新妻と一緒に町を出るように勧めた。ウィルもいったんは町を去りかけたが、自らの使命を考えて町に戻るのだった。
だが、保安官補のハーヴェイは当てにならず、住民に自警団の結成するために協力を呼び掛けたが、賛同してのは一人だけ、その彼も自分一人と分かると辞退してしまい、ウィルはたった一人でフランクと仲間三人の4対1の闘いを強いられることになった。
【追記】町山氏の解説によると、本作は作中での時間の経過がほぼ一時間半で、映画の長さとほぼ同じで「リアルタイム・ウエスタン」になっているんだとか。
また、そのため、オープニングソングの歌詞で状況説明しているとのことでしたが、残念ながら字幕が無いのでせっかくのオープニングソングの歌詞はほとんど理解できませんでした。まあ、今日は町山氏の解説があったからよかったんですけどね。
【余談】本作の悪に立ち向かうのに住民の誰も協力しないというのは当時の「赤狩り」の状況を反映したものだそうですが、そのためにジョン・ウエインなどから厳しい攻撃を受けたんだとか。で、本作へのアンチテーゼとして製作されたのが『リオ・ブラボー』だそうです。
【余談2】町山氏の解説ですが、上映時間から見ると、大阪ステーションシティシネマでの上映では付いていないようですね。劇場によってちがうのかな?(謎)