引き続き、大阪ステーションシティシネマ スクリーン８にて。
2019年イギリス映画。
原題：Greed
監督：マイケル・ウィンターボトム
出演：スティーブ・クーガン（リチャード・マクリディ）、デビッド・ミッチェル（ニック）、アイラ・フィッシャー（サマンサ）、エイサ・バターフィールド（フィン）、シャーリー・ヘンダーソン（マーガレット）、他。
ファストファッションブランド経営者の栄光と転落をブラックユーモアを織り交ぜながら描き、ファッションビジネスの闇に鋭く切り込んだ作品だとのことですが、一応モデルとなった人物がいるそうです。
ちなみに、ウィンターボトム監督とスティーブ・クーガンと言えば、個人的には『イタリアは呼んでいる』『スペインは呼んでいる』の２本の紀行ものが印象的です。
さて、本作は悲劇的な結末を迎えますが、その背景には彼の極端な拝金主義や労働搾取があり、作中でたびたび引用されて舞台にもなったギリシャ神話のオイディプスが間接的に絡んだ「事故」を招いたと言っていいでしょう。
