https://mainichi.jp/articles/20200701/k00/00m/020/083000c
プラスチック製レジ袋の有料化を小売店に義務付ける国の制度が1日始まり、関西でも百貨店やスーパー、コンビニなどが買い物客に有料で販売した。海に流れ着いて生態系に悪影響を与えるプラごみの削減が狙い。外食業界では環境に配慮した素材を使った袋に変更して無料配布を続ける動きもあり、対応は分かれた。
なんか「有料」という点ばかりを取り上げているような気がしますが、本来の趣旨は不法投棄されるプラスチックごみの一つであるレジ袋を減らす為の施策の一つですよね?
本来の目的から考えれば、まずは使用済のレジ袋を正しく処分することを徹底することが大事だと思います。昔は考えられなかったんですが、最近では道路や水路に平気でごみを捨てる人がいて、驚く思いです。別に「最近の若い人は~」ということではなく、ご年配の方でもごみの入った袋をわざわざ自転車から走っている横の水路に投げ込むのを見た時は目を疑いました。
なので、有料にしても必要な人は対価を払ってでもレジ袋を使い続けるでしょうし、エコバッグを使うような意識の高い人(?)はレジ袋を貰っても投げ捨てたりしないと思うので、今回の有料化が環境へのプラスチックごみの排出抑制にどれだけ効果があるのか、あまり期待できないなと思います。
小売業界としてはこれまで無料で配っていたレジ袋に対して、環境対策の名のもとにわずかとはいえ対価が貰えるのなら万々歳じゃないでしょうか?(^_^;)
でもプラスチックごみに占めるレジ袋の割合ってそんなに多くなかったはずなので、容器トレイなどを減らした方が有効だと思うんですけどね。
【関連報道】
- レジ袋、あすから有料化 植物由来の素材は対象外 プラごみ削減へ、各企業あの手この手(毎日新聞)