MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

闇営業で見えた、芸人の闇 月収450円、契約書もなし(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASM6V5KG8M6VUTIL03L.html

振り込め詐欺グループの宴会に出て金銭を受け取っていたとして、13人のお笑い芸人が謹慎処分となった問題では、反社会勢力とのつながりが問題視されたうえ、タレントが所属事務所を通さずに仕事をする「闇営業」も注目された。いったい何が問題なのか。

まず「闇営業」という言葉がおかしいですね。これはあくまでも事務所側の立場に立った言い分を含んだ言葉になっているので、中立とは言えないですね。
昔から「とっぱらい」と呼ばれる仕事があり、当日現金でギャラを貰えることを指しますが、事務所を通さない場合のことも「とっぱらい」と呼ぶようです。なので、「とっぱらい」でいいんじゃないでしょうか? 「闇」という言葉を使うことで「絶対的に悪いものだよ」というイメージを与えているように思います。
現実問題として多数を抱えている芸人の内、事務所の仕事だけで生活できるのはごく一部だというのは認識されていると思います。
そのため、アルバイトで糊口をしのいでいる人が多いようです。いわゆる「闇営業」の問題点として、スケジュールがバッティングするリスクがあることを上げている人がいましたが、アルバイトの予定だってバッティングしますよね? 事務所がアルバイトの日程を管理してくれることはなく、アルバイトと事務所の仕事がダブルブッキングになるリスクがあるという点では「とっぱらい」もアルバイトも同じことだと思います。
【追記】記事にある「契約書が無い」というのは論外なんですが、契約が「専属」か「非専属」かも重要でしょうね。「専属マネジメント契約」であれば、仕事に関する管理をすべて事務所に任せます、ということなので、事務所を通さない仕事は(民事的には)すべてアウトになりますが、単なる「マネジメント契約」(非専属)であれば、事務所経由以外に自分で仕事を見つけてくるのも自由ということになります。
今回問題になっている事務所の場合の契約内容は分かりませんが、このあたりも明確にして議論しないといけないんじゃないかと思います。
【余談】この「事件」の余波で「関係者」の出演番組のカット(再編集)や差替えなどが行なわれていますね。昨日放送された関西テレビ系の「世界の何だこれ!?ミステリー」ではオープニングにMCの3人が順番に「何だこれ!?」「何だこれ?」「世界の何だこれ!?ミステリー」と番組タイトルを言いますが、これが丸ごとカットされていました。また、各「ミステリー」のビデオが流れる際にMCやゲストの顔が左上の窓に表示されますが、宮迫さんの顔は一回も出ませんでした。見事に編集されていましたね。(^_^;)