MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

新幹線車掌、3人→2人に減 働き方改革の一環だが…(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASL1T5W4NL1TPTIL01Q.html

JR東海は3月のダイヤ改定に合わせ、東海道新幹線(東京―新大阪)の車掌を3人から2人に減らす。指定席の車内改札をなくすなど車掌業務の効率化が進んだためで、「働き方改革」の一環でもあるという。ただ、昨年12月にはJR西日本で「のぞみ34号」の台車に亀裂が入ったまま運行を続けた重大インシデントが起きており、異常時の対応について懸念する声もある。

確かに指定席の検札を省略できるようなシステムを導入した結果、車掌の負荷を減らすことができました、までは負荷軽減という「働き方改革」かもしれませんが、じゃあ、と言ってその後で人員を減らした場合、車掌の負荷は以前より減るのか増えるのか、そこの検証ができていないとダメですよ。
少なくとも「3人→2人」にすることで、現状ベースでは負荷が1.5倍になる訳で、車内検札の見直しなどで負荷が減った分も考慮すると、今回車掌を減らしても車内検札などの作業見直し以前より車掌の負荷が減ります、ということでないと「働き方改革」にならずに、「人減らし」(=コスト削減)と「個人の負荷増大」にしかならないと思います。
また、車掌を減らす対策として、パーサーが担当可能な職務を増やす(主に非常時の誘導等)そうですが、それはパーサーの負荷を増やすことなるんじゃないですかね? 非常時の誘導などを行なうのであれば、そのための研修やトレーニングも必要ですよね?
なお、JR西日本では車掌3人体制ですが、その内の一人は担当可能な業務が制限された契約社員だそうです。
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