https://digital.asahi.com/articles/ASM8X5DBCM8XPTIL00X.html
大阪・難波駅と関西空港を結ぶ南海電鉄の特急「ラピート」の台車に約１４センチの亀裂が見つかった問題で、以前にも別の車両の同じ部分で亀裂が見つかっていたことが同社への取材でわかった。この亀裂を含め、同社はここ２年間、計４両で七つの亀裂を確認。国の運輸安全委員会は台車に構造上の問題がないか調査している。
今回の事例では「車掌が（略）連結部から金属がこすれる音を聞いた」にも関わらず、「車両検査の担当社員が（略）異音を確認できなかった」ということで運行を続けた訳ですが、これって先般のＪＲ西日本の新幹線で異音が発生した際（2017年12月）の対処のまずさと同根ですね。あの事件の反省が生かされていないのが残念です。
もちろん、異音が生じた原因そのものはＪＲとは違いますが、その後の対処のまずさは同じなんですよね。言い方は悪いですが「運行優先」と言われても弁解のしようがないです。ＪＲ西日本はその後、安全指針として「安全が確認できない時は迷わず列車を止める」と明確に規定した訳ですが、南海はそういうことは考えていなかったようです。
