MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

砂糖の有害性、業界団体が50年隠す? 米研究者が調査(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/ASKCQ4JSZKCQUHBI02N.html

砂糖の取りすぎの有害性について指摘しようとした研究を、米国の砂糖業界が50年前に打ち切り、結果を公表しなかった――。こんな経緯を明かした論文が21日付の米科学誌「プロス・バイオロジー」(電子版)に掲載された。業界が利益を守るために否定的な研究を隠すことで、長期間にわたり消費者をだましてきたとしている。

騙してきたと言うのは大げさじゃないですかね? 営利企業であれば自社の利益を図るのは当然なので。
もっとも「研究は業界にとって有益で意義のある情報を引き出すべきだ」という発言自体はどうかと思いますが、研究費を打ち切ったのは別に問題ないでしょう。
なお、『砂糖の主成分のショ糖を与えると、動脈硬化と膀胱(ぼうこう)がんにかかわる酵素が多く作られる』そうですが、検体の体重に対してどの程度の量を与えたらこういう結果になったのか?という点が重要なんですが、それに言及していないのはおかしな話です。
人間でも塩を毎日100g摂ったら病気になりますが、これをもって塩分は有害だと決めつけるのはおかしな話です。適度な塩分は体を維持するために必須なので、摂らないという選択肢は無いはずです。
記事の事例でもどの程度の投与量でリスクが増大するのかが分からないと「危険を隠していた」というのは当たらないと思います。