染二師匠が毎年繁昌亭で開いているシリーズものですが、今年は壱と弍を見逃して、今日の参が初めてです。次の四は7月9日なので、忘れない内に券を確保しました。
さて、今日の演目は次の通りでした。
染二師匠の『猫の忠信』は六さんが次郎吉と一緒に常吉の家にまで行くというのが米朝一門の演出と違いますね。米朝一門だと六さんは冒頭のみ出てきて、そのまま消えてしまいます。また、おとわ(常吉の女房)が次郎吉と一緒に稽古屋に行くくたりもありませんでした。
中入り後の曲独楽は今では上方では1人だそうです。以前は桂米八さんがやっていたはずですが、亡くなった後は絶えています。
トリの『立ち切れ線香』はさすがですたね。なお、サゲに関しては初めに説明しているのに「ポカン」としている人が結構いましたね(^_^;)。
【追記】米八さんの曲独楽の師匠は龍水さんと同じ、伏見紫水師で、米八さんは龍水さんの兄弟子に当たるようです。