
引き続き、シネ・ヌーヴォにて。
新東宝映画まつりでの上映です。
1958年新東宝作品。
監督: 中川信夫
原作:橘外男
出演:
<現代編>細川俊夫(久住哲一郎)、江島由里子(久住頼子=哲一郎の妻)、倉橋広明(健一=頼子の兄)、五月藤江(謎の老婆=怨霊)、他。
<時代編>芝田新(石堂左近将監)、和田桂之助(石堂新之丞=左近将監の嫡男)、北沢典子(腰元・八重)、五月藤江(左近将監の老母)、中村龍三郎(竜胆寺小金吾=囲碁の指南役)、宮田文子(宮路=小金吾の母)、他。
久住医師は妻の転地療養のため、九州に引っ越した。義兄の世話で借りた家はかなり古びた家であったが、夜な夜な妻のもとに怪しげなものが現れるようになった。久住は義兄と共に寺の住職に話を聞くことに。
江戸時代、家老の左近将監の囲碁の指南役を務めていた小金吾が短気な家老の癇気に触れて殺害される。家老は小金吾は出奔したと説明したが、小金吾の亡霊が母・宮路のもとに現れ、ことの顛末を知った宮路は家老に抗議したが、逆に辱しめを受け、自害する。
その後、宮路の血を舐めた小金吾の愛猫が家老の屋敷に入り込み、復讐を遂げる。
久住の妻が家老の屋敷の用人の血を引いていたため、くだんの猫が化けて出てきたのだった。
壁に塗り込められていた遺体を埋葬して供養したことで、化け猫は姿を消し、事件は解決する。
【余談】この頃の新東宝映画で老婆役と言えば、五月藤江さんですね。北林谷栄さんと違って、本作のような化け猫など負の側面を持った老婆役のイメージが強いですね。『九十九本目の生娘』の老婆役も印象的でした。(^_^)