https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/925974
道ばたのお地蔵様は不法投棄された物と同じ? 京都府が京都市中京区の三条大橋西詰下の鴨川河川敷にたたずむ地蔵を近く撤去する旨の掲示物を張り出し、物議を醸している。一帯はカップルや外国人らでにぎわう観光名所だが、かつては処刑地だったという史実もある。地蔵は鴨川の歴史を物語る貴重な存在の可能性もあるが、どうして撤去されることになったのか。
現場の近くのお寺の方は「張り出された掲示物の文言を見てあぜんとした。地元の歴史を知っていれば、『物件』や『支障』といった言葉遣いはできないはず。京都に生きる者としてとても残念に思う」と語っていたそうです。
確かにお地蔵さんを「物件」と呼ぶのには違和感がありますね。
同じ京都市の歴史資料館の方は「周辺の歴史を物語る存在かもしれない」とコメントしているようで、「邪魔だから撤去」ではなく、埋設物の発見と同じように慎重に対処してもらいたいですね。