引き続き、シネ・リーブル梅田 シネマ３にて。
2021年イタリア・フランス合作映画。
原題：Tre piani
監督：ナンニ・モレッティ
原作：エシュコル・ネボの「Three floors up」
ローマにある、同じアパートに住む３つの家族の素顔が、ひとつの事故をきっかけに次第に露わになっていく様子を描いた作品。
冒頭、いきなりアパートの前で交通事故が起こります。被害者は死亡、轢いたのはアパートの住人で裁判官夫婦の不肖の息子だった。
また、７歳の少女を別の部屋に住む老夫婦に預けた夫婦は娘と預けた先の老人の失踪という事態を迎える。
また、冒頭の事故の際、出産のため病院に向かおうとしていた女は夫の長期不在で心のバランスを失いかけていた。
普段は表向きの顔だけでの付き合いで、お互いに「本当の顔」を知ることもなく暮らしている、というのは日本でもありがちですね。昔ながらの（？）長屋のような付き合いは鬱陶しいと考える人が多いと思います。
