MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『恋に落ちる確率』

テアトル梅田にて。
昨日のオフの余波(?)で寝過ぎたため(^_^;)、起きたら11時。あわてて出掛けましたが、梅田に着いたのが上映時間間際になったので、とりあえず電話。というのもここは2館あって、広い方が96席、狭い方が60席しかないので、満席だと無駄足を踏むことになるので事前確認をと思ったのですが、電話に出たお姉さんは
「整理券はお配りしていますが、まだ十分に余裕がございます」
日曜日にしては妙だなと思いながら向かいました。着くとすでに開場しており、入ってみてビックリ。観客は数人しかいません。そりゃ「十分に余裕がある」訳です。結局上映開始までに「つ離れ」しませんでした。確かにデンマーク映画自体地味ですし、出演者も日本では知られていないので、無理からぬことではあります。逆に言うとよく公開したなとも思えます。しかもレイトショーならまだしも、昼間の一般公開はちょっと厳しいかも知れません。私も劇場で予告編をみて面白そうだなと思ったので見に行った訳ですが・・・。
さて、前置きが長くなりました(^_^;)。主な登場人物は4人。講演会にやってきたスエーデン人夫妻。夫アウグストは初老だが、妻アイメはまだ若く、かなり年の差がある。後の二人は若いカップル。この若いカップルの男アレックスがあるバーでアイメに出会ったことで物語が動き始める。
ただ、この後に続く物語はありきたりの恋愛話ではなく、ある種の不条理劇のような感じになる。アレックスの住む部屋は消失し、アパートの住人は彼など知らないという。友人も恋人のシモーヌも彼を知らないという。一方、妻の浮気に気が付いたアウグストはどうするのか? アレックスはその存在を実の父にも否定されるがこれはどういうことなのか? アイメと再開を約束したレストランで会うが彼女までもがアレックスを知らないという。
う〜ん、話の展開が見えない映画ですね。冒頭と最後にわざわざ「これは映画です」というナレーションが入ります。そして物語が進むにつれて時系列が戻ったり、そしてストーリーが変わってしまったりするので「これは何なんだ!」と思うことがあります。さらにアイメとシモーヌを同じ女優さんが一人二役で演じているので、一層混乱します。