MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

ブラック校則、県立高の9割以上に 岐阜で廃止の動き(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASMBY366YMBYOHGB001.html

岐阜県立高校で慣習化してきた不適切な校則を廃止する動きが広がっている。市民団体の指摘を受け、県教育委員会が調べたところ、9割以上の学校に人権などに配慮する必要がある校則があった。移行期間を経て、来年度からすべて廃止される予定だ。

改善すべきは結構なことなんですが、記事にある廃止対象の校則の中には問題ないんじゃないのか?というようなものもあります。たとえば、

  • 校内、学校の教育活動の場において選挙運動・政治的活動は行ってはならない

などは妥当じゃないんですかね?「校内、教育活動の場において」という制約条件があれば問題ないと思うんですけどね。放課後や学外では規制するのはおかしな話ですが、学校内での政治活動をするっていうのはどうなの?と思います。これまで廃止というのは行き過ぎではないかと・・。
その一方で「合格時や入学時に生徒の髪色や髪質について申請させる」というのは存続するらしいのですが、こちらの方がおかしくないですか? 多様性(ダイバーシティ)を尊重しようという時勢の中で髪の毛の色や髪質を問題にすること自体がおかしいのではないですかね? 外国籍の人なら様々な特質を持った人がいるでしょうし、日本人でもみんなが黒髪の直毛と決まったものでもありません。それを学校側が「枠」を決めて、そこからはみ出たものを排除するという姿勢は批判されるべきものだと思います。
そもそも髪の毛を染めたりパーマをかけたりすることを禁止する意義は何でしょうか?というところから議論しないとだめだと思うんですよ。おそらく、染めたりパーマをかけるのは不良の始まりみたいな「イメージ」があって、「それなら禁止にすればいい」という短絡的な思考で禁止になって、その形だけが残っているのではないかと思います。
【余談】この前見た映画『ブラック校則』にあった登校時の当番教師によるチェックなんて今でもやっている学校があるんですかね? 先生にとっては早出になりますが、時間外手当とか払ってないんでしょうね? あれでチェックして違反があれば登校を認めないっていうのは問題じゃないんですかね?