MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

バス、先払いか後払いか 京都市は半世紀ぶりに変更へ(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASL1J35D5L1JPTIL003.html

観光客の増加で混雑が深刻化している京都市バスについて、同市は現行の「後(うしろ)乗り・前降り」から「前乗り・後降り」に変更することを決めた。これに伴い、運賃も現在の降車時から、乗車時の「先払い」に。乗客の降車をスムーズにして混雑の緩和と定時運行をねらったもので、実現すれば約半世紀ぶりの「方向転換」となる。

昔の2ドアのバスは「後ろ乗り・前降り」だったので、後ろから順次前に詰めていくという流れができたのですが、バリアフリー化で低床車が採用されると、後部はエンジンがあるので、低床化できないので、中扉から乗って前で降りるという現状の方式が一般化したと思います。結果的に中扉より後ろは、「降りにくい」「段差がある」などで高齢者を中心に途中の停留所で降りたい人が避ける傾向にあり、車両の前半分がパンパンになっても後部がガラガラということがよくあります。
なので、「前乗り・中降り」を採用しても車両後部にまで行く乗客がどれほどあるかが問題でしょうね。後部に行かず車両中ほどに留まるのなら、車両前半分の混雑は解消されないと思います。
なお、整理券式の路線の先払い化は難しいですが、均一運賃の路線は先払いにするのにほとんど問題は無いと思います。関西では伊丹市営バスが昔から先払いですが、特に混乱は無いと言うか、それが当たり前になっています。なので、大阪市営バスなど全線均一運賃の事業者は積極的に先払い方式を導入すべきだと思います。
京都市の場合は郊外に延びる路線など、整理券方式の路線もあるので、同じ停留所でバスによって前乗りだったり、後乗りだったりすると混乱する可能性があるので、それにどう対処するのかがポイントです。また、記事では前乗り対応で停留所の改修が必要と書かれていましたが、そんなに手を加えなくても問題無いと思いますけどね。
なお、関東では前乗りを採用している事業者が多く、また、区間運賃制の路線でも自己申告で先払いにしている路線があるそうです。