MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『らくごえいが』 20:45

シネマート心斎橋 Screen-1 にて。
2013年「らくごえいが」製作委員会作品。
監督:遠藤幹大、松井一生、坂下雄一郎/出演:山田孝之加藤貴子田島ゆみか桂三四郎安田顕、戸次重幸、音尾琢真、本田翼、西方凌村上健志斉木しげる田中要次近藤春菜箕輪はるか三遊亭小遊三笑福亭鶴光立川志らく林家三平柳家わさび、他。
古典落語の「ねずみ」「死神」「猿後家」をモチーフにし、現代を舞台に製作されたオムニバス作品です。
オープニングとエンディングに噺家さんたちのインタビューがあり、エンディングでは実際にこの3本を見てもらった感想を述べてもらっていますが、多くの噺家さんが言ってたとおり「ねずみ」をベースにしたはずの「ビフォーアフター」は全然別物になっていました。左甚五郎という名人の業績(伝説)を伝えるという基本的な部分が抜け落ちちゃっているので、登場人物の名前をそれっぽいのにしたり、事前に「ねずみ」の現代版ですよ、と聞いていなければ、観た後でベースになった落語は?と訊かれても答えられそうにないです。そういう意味でこれの評価が一番低かったのももっともです。
僕としては「死神」を元にした2本目が一番よかったと思います。
最後の「猿後家」を元にした「猿後家はつらいよ」は「落語を元にした映画『猿後家』のメイキング」みたいなものなので、落語の映画化とはちょっと違うように思いました。そもそも後家役に西方凌じゃ全然「猿」っぽくないし・・・(^_^;)。