MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

「落語的生活ことはじめ〜大阪下町・昭和十年体験記」読了

家で休養することにしたので、寝そべって読んでいたら読みきってしまいました。現代の大阪で昭和十年頃の生活を疑似体験するという試みは大変だったようです。何をするにしても当時の状況はどうだったの?ということを確認しながらになるのが大変ですね。
ただ、電話も携帯もFAXも無しというのは作家という仕事をする上ではかなりの障害になったようです。原稿を送るにしてもFAXやメールという訳にはいかず、郵送したり直接持参したり、と苦労されたようです。一ヶ月の間には郵送したはずの原稿が届かず、「緊急避難」でコンビニからFAX送稿したこともあったようです。
日常生活では冷蔵庫の無い生活が最大のネックだったようです。四、五月とはいえ、食材を置いておくとカビが生えたり腐ったりして廃棄した食材も色々とあったとか。
ただ、仕事の制約もあって無理だったのかもしれませんが、できれば四季の暮らしを経験するという意味で1年くらい続ければ面白かったと思いました。