引き続き、シネ・リーブル梅田 シネマ１にて。
2023年東映ビデオ製作作品。
監督・脚本：中村貴一朗
出演：青木柚（沖芝樹）、坂ノ上茜（加藤恵那）、他。
タイムループに陥った男子高校生が数えきれないほどの時間を繰り返す中で、切ない思いと人間の本性が浮かびあがってくる青春ＳＦ映画。・・・というのは微妙にダウトかな。
最初は謎を解明しようと懸命になっていた樹クンでしたが、飛び降りても死なない（ループで健康体に戻る）ことから、次第に自分の欲望を解放するという方向に進み始めてしまうのがアレですね。やはり、ループを認識しているのが自分だけということで、精神的にもたなかったんでしょうね。
その結果、中盤からちょっと胸糞の悪い展開になり、それと合わせて（？）、この事態の裏側（真相？）が描かれます。うーん、やはりこれはタイムループじゃないよな。(-_-)
【余談】ちなみに、先日公開された『リバー、流れないでよ』は２分間のタイムループでしたが、本作は５分間となっています。
過去に見た海外製のタイムループ映画と比べるとループ時間が短いのが特徴ですね。短いとできることが限られていますが、その分映画としてはループを何度も描けるというメリット（？）もありますね。
【余談】本作で恵那を演じた坂ノ上茜は御歳27歳だそうですが、高校生が違和感無かったですね。特に童顔という訳でもないのになぜだろう？
