MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ドラゴン危機一発』 10:25


MOVIX京都 シアター5にて。
上映「WBLC2023 ワールド・ブルース・リー・クラシック2023」での4Kリマスター版での上映です。

1971年香港映画。
監督・脚本:ロー・ウェイ
出演:ブルース・リー(チェン・チャオアン)、マリア・イー(チャオ・メイ)、ジェームス・ティエン(シュウ・シェン)、リー・クン(クオン)、
ラム・チェンイン(チェンの従兄弟の一人 )、ハン・インチェ(マイ=ギャングのボス)、トニー・リュウ(マイの息子)、チェン・チャオ(工場長)、ノラ・ミャオ(町の氷菓子屋の娘/特別出演) 、他。

タイの製氷工場で働く親戚を頼り、香港からやって来た青年チェン。しかし、その会社は麻薬の密売に手を染めていた。秘密を知った仲間を次々と殺され怒りを爆発させたチェンは、「ケンカはしない」という母との誓いを破り、極悪非道なギャングのボスやドラ息子にたった1人で復讐の闘いを挑む。

うーん、↑は微妙にダウトですね。そもそも、いくら外国人とはいえ、あんなに次々と人が居なくなって、問題にならないのはおかしいでしょう。
チェン(ブルース・リー)も会社側に懐柔されて、まさに「離間の計」にかかっているし。(-_-)

アクションも今から見ると、刃物を使うのか使わないのか、扱いが微妙ですね。刃物で倒すのが問題ないなら、どんどん使えばいいのに、途中から素手の戦いに戻ったりするし。(相手は刃物を拾いますが)
なお、Wikipedia によると、当初ブルース・リーは準主役で、ジェームス・ティエンが主役だったとか。ところが、途中で脚本が書き換えられて、リーが主役になり、ティエン演じる役柄は途中で殺されてしまうことになったそうです。
本作はそういう意味でも、ストーリーはそんなに大したことはない(ツッコミどころが多い)ので、他の作品を見るのは取りあえず見合せですかね。それとも、最初からブルース・リー主演で書かれた脚本ならもう少しましなのかな?
【余談】今回の特集上映「WBLC2023 ワールド・ブルース・リー・クラシック2023」では北京語主題歌入りの1983年再公開時英語版を4Kリマスターして公開、だとか。エンディングの後には2010年のクレジットが表示されましたが、あれは何?
また、オリジナルの北京語版じゃなくて、1983年の英語版なんだ。じぁあ、ブルース・リーの台詞は吹替? それとも、アメリカ帰りだから、英語はオーケーなのか?→現地の役者さんの声は吹替だと思いますが、台詞が棒読みみたいでしたね。そもそも、台詞が簡単なものばかりだし、(^_^;)
【余談の追記】Wikipedia によると、公開当時の配給元の東和(現・東宝東和)が『洋画は英語』という考えで英語音源で公開したそうです。そもそも、『洋画』というのは元々外国映画の大半がアメリカ映画だった頃の呼び名で、現在もアメリカ映画が多いとはいえ、アジア映画など、非英語圏の映画も多数公開されているので、今となっては時代遅れの考えですが、オリジナル音源での上映は無理なのかな?
【余談の追記2】今回の特集上映「WBLC2023 ワールド・ブルース・リー・クラシック2023」は「WBCワールド・ベースボール・クラシック2023」に引っかけたものだと思いますが、微妙なネーミングですね。