MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ヴィレッジ』<PG12> 17:50


TOHOシネマズ二条 スクリーン7にて。

2023年「ヴィレッジ」製作委員会作品。
監督・脚本:藤井道人
出演:横浜流星(片山優)、黒木華(中井美咲=優の幼馴染)、古田新太(大橋修作=村長)、一ノ瀬ワタル(大橋透=村長の息子)、奥平大兼(筧龍太=処分場の作業員)、作間龍斗(中井恵一=美咲の弟)、杉本哲太(丸岡勝=不法投棄を行なうヤクザ)、西田尚美(片山君枝=優の母/ギャンブル依存症)、木野花(大橋ふみ=村長の母)、中村獅童(大橋光吉=修作の弟/警察勤務)、他。

事前に解説を読んでないと、冒頭のシーン(血塗れの男がガソリンを撒いて火を付ける)に至るまでの経緯が不明です。
ちょっと不親切かな。
で、主人公の青年が産廃処分場で働いていて、そこでいじめにあっていますが、その理由も不明です。
主人公の幼馴染が帰郷しますが、実家の部屋で薬を服用しているので、何か心の病かな?という想像はできます。
といった具合で、諸々不親切で、登場人物の立ち位置を理解するのに手間取りますね。あまりに説明的なシーンが多いのも困りますが、処分場の反対運動などについては説明がほしかったですね。
で、本筋ですが、過去の経緯から主人公も村民の一部からはよく思われていないのに、村長は彼を現場の作業者から対外的な広報窓口的な仕事に抜擢するのだが・・・。
問題は村長の息子で、現場のリーダー格の透です。厳つい体つきで、両腕は刺青だらけ、という風貌では広報的な窓口は任せられないでしょう。さらに帰郷した美咲を巡って主人公と争うことで悲劇的な結末を迎えるわけですが、そこに不法投棄問題が絡んで、話がややこしくなっていきます。
結局、主人公は村長のスケープゴートにされる運命だったのでしょうね。映画の後の展開が気になるところです。
序盤の説明不足もあり、点数は10点中5点ですね。(久しぶりに点数を付けたような気がします。(^_^))
【追記】作中では不法投棄された廃棄物を埋めていましたが、焼却施設を持っていたようなので、燃やしてしまえばよかったのにと思う。
【余談】無精髭を伸ばした主人公、最初は流星君だと思いませんでしたよ。(^_^;)
【余談2】昼間には舞台挨拶中継付きの回があったようですが、お客さんは集まったのかな?
内容的には重い話なので、流星くんファンとは客層が合わないかも知れませんね。
【余談3】エンドロールによると、この映画のロケは亀岡、南丹、京北といった京都府下で行なわれたようです。こういった組織的な不法投棄などを扱っている話なのに、よく許可がとれたなと思う。
【余談4】全く関係ないけど、シャマラン監督の同タイトルの映画(2004年)を思い出しました。(^_^;)