MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ピンク・クラウド』<PG12> 14:45


引き続き、アップリンク京都 シアター3にて。

2020年ブラジル映画
原題:A Nuvem Rosa
イウリ・ジェルバーゼ監督作品。

高層アパートの一室で一夜を共にした男女。そこへ突然の警報が・・・。
毒性を持つピンク色の雲が街を覆い、その雲に触れるとたちまち死に至るのだという。2人は窓を閉め切って部屋に引きこもった生活を強いられることに。

上映前に「本作の脚本は2017年に書かれ、撮影は2019年に行なわれた」という断りが流れ、新型コロナに着想を得たものではなく、類似は偶然だとか。

市民は部屋に閉じ籠って暮らすロックダウン状態になり、政府がドローンで支給する食料が頼りの生活を強いられます。
しかし、その後は通販で諸々のものが比較的自由に供給されるようになり、外出できない以外は落ち着いた生活を送れる、となっていました。
しかし、消費はいいとして、生産がどうなっているのか謎ですね。第1次産業の農林水産業にしても、第2次産業の鉱工業も、また、資源の輸入、ゴミの処理、電気・ガス・水道などのインフラ、こういったものがどのように運営されているのか、まったくの謎です。
さらに、病気やけがの際に病院に行く必要があった場合などはどうするのかな? 主人公の男性の方の父親は認知症を発症していましたが、誰もフォローできないのでは困ると思います。自宅で亡くなった人が出たら、そのまま放置なんですかね? それもちょっと怖いなぁ。
主人公も出産しますが、パートナーの男性しかいない自宅でよく無事に出産できたものだと思います。リモート支援があるのかもしれませんが、トラブルが発生したら、それまでですからね。
また、タイトルにもあるように毒性の「雲」が問題になっていますが、雲って普通は地上数百メートル以上の高さにできるものなので、市街地の地面付近なら被害はないのではないかと思います。極端な話、快晴の日もあるでしょうから、そんな日は外出できそうなものです。またはガスマスクを付けたら大丈夫じゃないのか、等、科学者、研究者は仕事をしろ、と言いたい。
また、当初は「サンプルが採取できない」と言ってましたが、何年経ってもサンプルが全く採取できず、成分などが不明のままに放置されているというのはおかしいと思う。