MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『牝犬』 11:00


九条のシネ・ヌーヴォにて。
大映4K映画祭 」での上映です。

1951年大映作品。
監督:木村恵吾
出演:志村喬(堀江亘)、京マチ子(エミー)、加東大介(的場五郎=エミーの兄)、根上淳(白川圭一=サキソフォン吹き)、北林谷栄(たみ=堀江の妻)、久我美子(由記子=堀江の娘)、他。
石部金吉と異名がある堅物の保険会社の経理部長堀江は部下が会社の金を使い込んだことから、浅草のレヴュ劇場へ足を踏み入れ、エミーという踊子に深入りする。
堀江はそのままずるずるとエミーにひかれて港町にキャバレーを開店して落着いた。だが、サキソフォン吹きの圭一に惹かれたエミーに嫉妬して、殺害してしまう。
うーん、堅い男ほど崩れたら脆いという典型的な例ですかね。もっとも、大金を持ったまま、浅草のレヴュ劇場へ行くという時点で不注意なんですけどね。というか、この頃の300万円って、凄い金額ですよね。よく、軽々しく持ち歩きますね。
【余談】北林谷栄さんが歳相応の役(髪の毛が黒い!)を見たのは初めてかもしれません。かなり昔の映画でも老け役ばかりだったので・・・。本作の頃はちょうど40歳だったはずです。
【追記】ちょっと調べてみましたが、当時の300万円の現在の価値は、何を指標にするかで変わりますが、おおむね数千万円から1億円ほどに当たるようです。やはり、気軽に持ち歩ける金額じゃないですね。