MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『近江商人、走る!』 12:55


大阪ステーションシティシネマ スクリーン7にて。

2022年KCI製作作品。
監督:三野龍一
原作:新谷ゆっちー「享保アービトラージ
出演:上村侑(銀次)、森永悠希(蔵之介)、筧利夫(大善屋伊左衛門)、真飛聖(朝陽)、黒木ひかり(楓)、前野朋哉(有益=眼鏡屋)、田野優花(お仙=茶屋の娘)、村田秀亮[とろさーもん](喜平=薬売り)、たむらけんじ(孫太郎=大善屋の客)、大橋彰[アキラ100%](銀一=銀次の父)、矢柴俊博(平蔵=蔵之介の父)、堀部圭亮大津町奉行)、渡辺裕之(岩男=親方)、藤岡弘、(大津藩藩主)、他。
病で父を失った百姓の子・銀次は偶然知り合った薬売り・喜平の勧めで大津にある大善屋を頼った。
大善屋で働き始めた銀次は数字馬鹿といわれるほどに顧客の実績などを記憶するほどになっていた。
ある日、悪奉行の罠で大善屋は千両もの負債を抱え込んでしまった。
銀次は跳んでもない方法で堂島の米相場を大津に知らせることで、大津の米買所の先物取引で利益を挙げようとするのだが・・・。

うーん、最後は権力者が出てきて悪奉行を成敗するという、テンプレな展開に唖然。(^_^;)
ところで、堂島から大津まで手旗信号で情報を送ろうとしたら何台櫓を立てないと行けないのだろう。地形を考えたら数台ではとてもきかないと思うのですが・・・。
飛脚で半日で情報が届くことを考えると何十台も経由していたら、反って時間がかかりそうな気もしますし、伝達ミスも出てきそうです。
武士の家計簿』とか『引越し大名』のような史実に基づく話ではないのは分かりますが、ちょっとツッコミどころが多すぎますね。
あと、キャストに芸人さんがたくさんいたのですが、特に吉本が製作に関わっているというようなことはエンドロールでは確認できませんでしたが、なんでなの?
【追記】見る前から気になっていたのが、タイトルの「近江商人」という言葉です。確認しましたが、近江商人というのは近江の国から外に出て活動した商人のことをいうそうです。また、出身地域も高島、八幡、日野などがメインだとか。
なので、本作のように大津に店を構えて基本的には大津で商売をしているのを「近江商人」とは呼ばないようです。