MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読了「開化鉄道探偵」山本巧次(創元推理文庫)

開化鉄道探偵 (創元推理文庫)

開化鉄道探偵 (創元推理文庫)

  • 作者:山本巧次
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: 文庫

元江戸北町奉行所の定回り同心だった草壁は鉄道局の井上局長の頼みを受けて、技手見習の小野寺と共に逢坂山トンネル建設的現場で起こった不審な「事故」の原因(犯人)を究明すべく現地に向かったのだが・・・というミステリ小説です。(^_^)

鉄的には大津-京都間の旧東海道線にあった逢坂山トンネルの工事現場が舞台ということで、興味を持って手にした作品です。
まだ、明治初頭で江戸時代の残滓がそこここに残っているのが分かります。また、明治政府における薩長の権力闘争や、当時の「お雇い外国人」問題(?)なども出てきて、楽しめました。