MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『1640日の家族』 12:55


大阪ステーションシティシネマ スクリーン5にて。

2021年フランス映画。
原題:La vraie famille
ファビアン・ゴルジュアール監督作品。
1歳半から4年以上「親子」として暮らしてきた「家族」に対して、実父が子供と暮らしたいと申し立てたため、里親と里子が引き離されるというお話ですが、子供にしても1歳半から親子として暮らしてきたのに、(おそらくは)記憶にもない「父親」と暮らすために「両親」と引き離されるというのは、心に大きなダメージを受けそうだと思います。
里親が里子を親身に育てれば育てるほど新たな「親子関係」が形成されるので、引き離されるのは里親にとっもそうですが、里子にとっての精神的なダメージは甚大だと思います。
将来的に実親が引き取る前提なら、個人の里親に預けるのではなく、この映画の終盤に出てきたような施設型の里親(?)か、もしくは本当の施設に預けた方がいいのではないのかな。
本作では結果的には里子だった子供は実の親とうまく暮らしている様子が示されましたが、里親は納得しても、里親の子供たちは「弟」が奪われることがなかなか納得できないんじゃないのかな、と思いました。