MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『リトル・ジョー』 18:20

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シネ・リーブル梅田に戻って、シネマ2にて。

2019年オーストリア=イギリス=ドイツ提携作品。
原題:Little Joe
監督・脚本:ジェシカ・ハウスナー
出演:エミリー・ビーチャム(アリス)、ベン・ウィショー(クリス)、ケリー・フォックス(ベラ)、キット・コナー(ジョー)、デヴィッド・ウィルモット(カール)、他。
バイオ企業の研究室に務めるシングルマザーのアリスは、人工的に幸福感を得られる美しい花の開発に成功する。だがその花が成長するにつれ、周囲の人々にある変化が起こり始める。
エミリー・ビーチャムがカンヌ映画祭で主演女優賞を獲得したそうですが、色々とツッコミどころが多いですね。
セキュリティチェックをしている割には子どもを連れて入れたり、中には飼い犬をリードも無しに連れ込んだり、パスワードが簡単な単語だったり、研究者が開発中種を勝手に持ち出して、自宅で栽培するとか、監視カメラで異常(盗難?)を検知しても入退場記録のチェックもしないとか・・・。
そもそも、違う種を育てるのに隔離もせずに、「リトル・ジョーの花粉で被害を受けた」とか言うのもおかしな話です。
また、栄養分は人手で供給していましたが、あんなにぴっちりと並べたら奥の方は手が届かないと思う。(映画の中では端の列に与えるシーンしかなかった)
まあ、結末は見事な(?)バッドエンドでしたね。
【追記】リトル・ジョーには葉が無く、茎(?)と花しかないんですが、どうやって成長しているのかな? 光合成に頼らず、すべて根から吸い上げた養分で育つのか?(謎)
【余談】劇中の音楽が雅楽みたいな感じでしたが、何か意図があるのかな?
エンドロールには Teiji Ito の名前がありました。IMDb によれば、

one of the first composers to combine traditional Japanese theater music (from kabuki and nô) with American avant-garde music

だそうですが、彼の曲を使ったのかな?