MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

楽天・三木谷氏、送料無料「何が何でも成功させる」(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/ASN1Y6JFBN1YULFA021.html

通販サイト「楽天市場」が、3980円以上の購入で送料無料とする方針を新たに打ち出し、負担増を訴える出店者と対立している問題で、楽天三木谷浩史会長兼社長は29日、予定通り始める意向を示した。公正取引委員会は、出店者に対し優位に立つ楽天による方針変更は、独占禁止法違反の疑いがあるとしているが、三木谷氏は公取委との対決姿勢も鮮明にした。問題の先行きはなお見通せない。

三木谷氏は「楽天がアマゾンに負けている理由は送料」と言い切っています。確かにそういう側面もありますが、アマゾンで送料が無料になるのはアマゾン自身が在庫をもって販売している商品だけで、テナント(マーケットプレイス)の商品は送料無料にならないんですよね。そういう意味で楽天は自前で在庫を持たず、テナントに商売をする場を提供しているだけなので、アマゾンと送料に関して比較すること自体がおかしな話です。
なので、もしアマゾンがテナント(マーケットプレイス)出店者に「購入額が○○○円以上は送料無料にしなさい」などと言えば反発を喰らうのは目に見えています。
子どもでも分かりそうなことをなんで三木谷氏はゴネて(強行しようとして)いるんですかね? 送料無料にしたければ自前で商品を持って自前で販売したらいいんです。そうしたら送料をどうしようと自社の勝手で済み話です。楽天は「在庫を持って管理する」というリスクを取らないで商売しているので、送料無料という「しわ寄せ」をテナントに押し付けるのは筋違いでしょう。すでに一部テナントは楽天市場からの撤退を表明していますが、同じような動きが加速すれば楽天市場自体の魅力を損なうことになりかねないですね。