MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

統一球、飛びすぎでした NPB、ミズノに究明指示(朝日新聞デジタル)

  http://digital.asahi.com/articles/DA3S11078935.html

日本野球機構(NPB)は10日、プロ野球の公式戦で使用している今季の統一球の反発係数が、NPBの定める基準値を上回り、飛びやすくなっていると発表した。NPBは「統一球の仕様は昨季から変更していない」としており、反発係数の数値が上がった原因は不明という。NPBは同日、統一球を製造するミズノ社に対して速やかに原因を究明するように指示。再検査の手続きをとった。

NPBの検査は「毎年3〜5回」実施しているそうですが、これはこれでいいと思います。問題は製造元であるミズノの品質管理ですね。工程管理と出来ばえ管理をどのように組み合わせて、最終品質を保証するという考えなのか問い詰めたいところです。
もっとも、NPBの規格が上下限値のみというのも問題で、以前問題になった際にも下限値狙いで製造し、製造のばらつきを考慮した許容幅を認めるという訳の分らない運用になっていました。それではだめで、ばらつきを含めて規格内になるように管理するというのが品質管理の基本ですし、そもそも上下限値管理ではなく、「中心値±許容幅」という規格で運営すべきものなんですよ。その場合は規格内であっても平均値が中心値からシフトしたら「工程変動あり」としてチェックし、不具合点を是正して中心地に戻すことで、一定の品質を維持できる訳です。
誰か品質管理のプロを呼んで(っていうか、ミズノにはいないのか?)根本的に管理を見直さないとだめでしょうね。