MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

読了「京都・陰陽師の殺人―作家六波羅一輝の推理」鯨統一郎(中公文庫)

例によって電子文庫パブリで購入。
六波羅一輝シリーズの第3作です。キーボードに向かっていると夢遊状態(?)になって事件解決のキーワードを無意識のうちに書いているという妙な「力」を持った作家が主人公です。
取材先で事件に遭遇し、結局は作品が書けなかったはずですが、本作では遠野で遭遇した事件をベースに「白骨の語り部」を上梓して好評という設定になっています。次回作までには「ニライカナイ事件」も書き上げているのでしょうか?(^_^;)
本作では京都に住む女性から婚約者が殺害された事件の調査をという依頼があり、陰陽師について取材に行きたかった作者が京都に向かうという設定で、行った先で事件に遭遇というこれまでのパターンとは少し違う始まり方になっています。しかし、この動機で殺人までしますか?・・・二人目、三人目は事件の余波でやむをえない事件のようですが・・・。