MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

大阪地下鉄「株式会社化」は是か非か、市長選の焦点に(asahi.com)

  http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200710090009.html

地下鉄民営化は是か非か――。11月18日投開票の大阪市長選で市営地下鉄の将来像が争点に浮上してきた。続投を目指す関淳一市長(72)が「株式会社化」をマニフェストに盛り込み、関西経済界が後押ししたことで一気に議論が熱を帯びた。一方、他の立候補予定者は慎重論を唱え、大阪市議会も反対論が大勢だ。開業から70年あまり。全国初の公営地下鉄が岐路に立っている。

2003年度以降は黒字化できているので、民営化しても問題ないというのが関氏の論拠のようですが、関市政のブレーンなる人物の言によれば「大阪市財政の赤字削減にもつながる」とのこと。黒字なのに手放すと赤字削減になるの?
実はどこにも(この記事にも)説明されていないので謎なのが、主に建設費償還による累積赤字分の処理です。JRの民営化のように過去の累積赤字分は切り離して現在の資産を現物出資する形で民営会社化するのか、累積赤字分も背負わせて放り出す(^_^;)のか、そこのところがはっきりしないんですよね。
ただ、よく読むと「民営化後10年間の市の負担は敬老パス代などのための743億円にとどまる見通し」と書かれています。ということは累積赤字は知らん顔ということです。2005年度末で1400億円もある赤字の処理も民営化した会社に押し付けようというのはどうかと思います。