MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

夕食 18:00


高槻に戻って、駅前のバーガーキングで、オールディキングメニューから、フィッシュバーガーのMセットです。
(600円/771kcal)
今日はセルフ注文機が正常に動作していたので、こちらを使いました。(^_^)

『人狼 JIN-ROH』<PG12> 14:45


テアトル梅田 シネマ1にて。
「テアトル梅田レトロスペクティブ」での上映です。

2000年バンダイビジュアル、ING 製作作品。
監督:沖浦啓之
演出:神山健治
原作・脚本:押井守
ナレーション:坂口芳貞
登場人物:伏一貴(特機隊員)、雨宮圭(かつて「赤ずきん」だった少女/公安のスパイス)、阿川七生(現役の「赤ずきん」/特機隊に追い詰められて自爆)、辺見敦(公安部捜査員/伏とは特機隊員養成学校で同期)、室戸文明(首都警公安部部長)、半田元(特機隊副長/諜報組織「人狼」を作ったという噂がある)、巽志郎(特機隊隊長)、安仁屋勲(警備部長)、塔部八郎(特機隊員養成学校教官/辺見と伏の恩師)、他。

押井守が展開している架空の戦後史「ケルベロス・サーガ」に連なる作品です。

第二次世界大戦の敗戦国・日本は戦勝国ドイツによる占領統治下の混迷から抜け出し、国際社会への復帰を目指していた。だが、その経済政策は、失業者と凶悪犯罪の増加、またセクトと呼ばれる過激派集団の形成を促していた。

結局は特機隊と公安部の暗闘がメインのお話でしたね。「セクトと呼ばれる過激派」はあくまでも両者の暗闘の道具に過ぎなかったようです。
【余談】前にも書いたけど、「レトロスペクティブ」なんて、一般に馴染みがないし、言いにくいし、意味が分からない言葉をわざわざ使うのはなぜなんだろう、と思う。「回顧展」「回顧上映」でいいだろうと思うのはσ(^_^)だけ?

『ああ爆弾』 12:00


引き続き、シネ・ヌーヴォにて。
これも「生誕百年 女優特集第2弾 越路吹雪淡島千景」での上映です。

1964年東宝作品。
監督・脚本:岡本喜八
原作:コーネル・ウールリッチ「万年筆(Fountain Pen)」
出演:伊藤雄之助(大名大作=元組長)、越路吹雪(大名梅子=大作の妻)、高橋正(大名健作=大作の息子)、砂塚秀夫(田ノ上太郎=大作の子分)、中谷一郎(矢東彌三郎=新興ヤクザ/市会議員候補)、沢村いき雄(椎野武三=運転手)、北あけみ(若い二号カスミ)、二瓶正也(社員竜見)、天本英世(子分テツ)、重山規子(元大名の二号ミナコ)、有島一郎(銀行支店長)、桜井浩子(銀行秘書)、他。

刑期を終えて出所した大名大作であったが、世間は一変していた。子分は散り散りになり、妻は法華に狂い、元の組事務所は新興ヤクザの矢東に乗っ取られていたのだ。
やけになった大作は子分の太郎に万年筆型の爆弾を作らせて、矢東の命を狙おうとしたのだが、肝心の万年筆が筆記用具だけに、人から人へと転々と・・・。

岡本喜八監督が、ジャズからロック、浪曲狂言、果てはお題目までを駆使した和製ミュージカル映画です。好きな人にはたまらないと思います。
σ(^_^)は最初見たときは意味が分からなかったんですが、2回目に見たときにはまりました。(^_^)
【追記】今日の2本を見て思ったんですが、どちらも越路吹雪さんが「出てますね」というだけの映画で、越路さんが中心人物ではないんですよ。
もっと他に主役を張ってる作品があるんじゃないのかな?なんでそういうのを上映しないんだ?と思います。
【余談】小心者の運転手役・沢村いき雄さんがいい味を出していました。
【余談2】太郎役の砂塚秀夫さんは、同じ岡本監督の『殺人狂時代』にもクルマ泥棒の役で出演していましたね。印象に残る役者さんです。

『姿なき目撃者』 10:10


九条のシネ・ヌーヴォにて。
「生誕百年 女優特集第2弾 越路吹雪淡島千景」での上映です。

1955年東宝作品。
監督:日高繁明
原作:渡辺啓助『浴室殺人事件』
出演:小泉博(舟木刑事)、久保賢(屋形譲二=カメラ好きの少年)、夏川静江(母素子)、進藤英太郎(権藤平二郎)、久慈あさみ(新宮綾子=権藤の妾)、越路吹雪(女中千代)、志村喬(笠井捜査主住)、徳大寺伸(魚住高之=ダンス教師/綾子の浮気相手)、他。

旦那の目を盗んでダンス教師の魚住と密会していた綾子。女中の千代はそれを旦那に知らせる為、隣家のカメラ好きの少年譲二を利用するのだが・・・。
これは(警察以外は)全員悪人というヤツですかね (^_^;)。まあ、千代にはそれなりの理由もあったようですが・・・。
そもそも、最初に魚住がタンクに入っていた際、「ポンプを止めろ」もいいですが、タンクの蓋を開ければいいだけの話なのに、権藤も綾子もまったくそういう動きをしなかったのはなぜなのかな?
それにしてもカメラ少年役の山内賢(出演時は久保賢名義)さん、若いなぁ。(^_^)
ちなみに久保賢の名前からも分かりますが、久保明さんの弟さんだそうです。まだご存命かな、と思って調べたら、2011年に67歳でお亡くなりになっていたそうです。最近にしては早いですね。ちなみにお兄さんの久保明さんはご存命です。
【余談】権藤役の進藤英太郎さんですが、Wikipedia の進藤さんのページの出演作品リストに本作が載っていませんでした。(謎)
また、「東映時代劇には悪大名や悪家老、悪徳商人などの悪の権化を演じた」とあったように、個人的には時代劇の悪役というイメージが強いんですよ。もっとも、クレージー作品の現代劇にも出てはいたのは知っていますけどね。(^_^)