MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『J005311』 16:40


引き続き、シネ・ヌーヴォXにて。

2022年「J005311」製作委員会作品。
監督・脚本・製作:河野宏紀
出演:野村一瑛(神崎)、河野宏紀(山本)。
思い詰めた表情の男・神崎は、タクシーに断られて困っている時、ひったくり現場を目撃する。神崎はひったくり犯に声をかけ、100万円の報酬を払う代わりにある場所へ連れて行って欲しいと依頼する。

タイトルは、光ることなく浮遊していた2つの星が奇跡的に衝突したことで再び輝き出した星の名前(番号)だそうで、2人が接触したことで、起こる何かを示しているそうです。
しかし・・・特別な何かは起こりませんでしたね。とんだ肩透かしですよ。

また、撮影機材の都合かもしれませんが、車内のシーンが全部後部座席からの撮影なので、神崎の後頭部な背中しか映りません。うつ向いて何かしている時も背後からの映像なので、何をしているの?と見ていてイラつきますね。劇用車ではなく、普通の車で撮影しているからだと思いますが、ダッシュボードに GoPro を置くぐらいのことはしてほしかったですね。
あと、音声が同時録音のみで構成されているので、道路などでの環境騒音が酷くて台詞が聞き取りづらい場面が多くて参りました。アフレコする費用が無いのかもしれませんが、商業映画としては残念ですね。

ちなみに「第44回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2022」にて満場一致でグランプリに輝いた」そうですが、本当か?と疑いたくなります。これもあって見に来たのにちょっとガッカリな出来でしたね。

そもそも、突っ込みどころが満載で、
(1) 神崎はタクシーに断られたけど、それは長距離過ぎて、辺鄙な行き先だからだと思うので、電車や高速バスで近くまで行き、現地でタクシーに乗れば行けると思う。
(2) 神崎は上野駅付近でタクシーを止めようとしていたのに、その後、山本と借りたレンタカーが横浜ナンバーなのはなぜ?
(3) 百歩譲って、たまたま見かけた男に頼んだとしても、100万円は払い過ぎじゃないのかな?
(4) 「友人と待合せ」と言いながらも、場所も時間も言わないのはおかしいと思う。
(5) 結局、神崎のアレの「動機」は何だったのか? 全てを説明しろとは言わないけれど、余りにも唐突な行動なのも謎。

などなど、言い始めるとボロボロ出てくるので、なんで満場一致でグランプリなんだ?

【余談】劇場の上映スケジュールでは、16:40~18:10 となっていましたが、上映が終わったのは 18:17 と5分以上長かったのはなぜ?
18:12 頃に劇場スタッフが後ろの扉を開いて中を覗き込んでいましたよ。なんで映写室に行かないんだ?上映中に光を入れるな!>スタッフ
【余談2】予約したチケットを発券した際、発券機に「ステッカーをプレゼントします」と書いてありました。すぐ近くにいたスタッフに尋ねたら、「開場までしばらくお待ちください」というので、入場の際にくれるのかな?と思っていました。しかし、入場案内のスタッフは手ぶらですよ。で、尋ねたら「貰ってないですか?」と聞き返されたので、「開場まで待て」と言われたことを説明すると走って取りに行ってくれました。なんだかなぁ、という感じです。
【追記】途中で立ち寄ったスーパー(OGINO)は河口湖駅から1キロ足らずの場所です。そこから歩いて出かけた富士御室浅間神社は2キロ弱なので、ちょっとぶらついて帰ってくるにしては距離がありますね。
また、食事した Coffee Rocky は OGINO から3キロ半。また、神崎が「ここからすぐなので」と言って歩いて行った富岳風穴の入り口にある「森の駅 風穴」までは Rocky から7キロほどもあるので、「ここからすぐ」ではないですね。
そもそも、「森の駅 風穴」なら河口湖駅からタクシーでも行けると思います。なんで、東京から見知らぬ男に100万円も払って頼んだのか、まったくの謎です。
まあ、距離に関してはフィクションなので、どうでもいいのですが、名前がはっきりと出ちゃっているので・・・。(^_^;)