MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『赦し』 16:05


引き続き、シネマート心斎橋 スクリーン2にて。

2022年日本映画。
英題:December
監督:アンシュル・チョウハン
出演:尚玄(樋口克=被害者の父)、MEGUMI(岡崎澄子=克の元妻)、松浦りょう(福田夏奈=被告)、藤森慎吾(岡崎直樹=澄子の夫)、生津徹(佐藤匠=夏奈の弁護士)、成海花音(樋口恵未=被害者/克の娘)、清水拓蔵(阿部生郎=検察官)、真矢ミキ(岡本和美=裁判長)、他。
同級生を殺害した元高校生が、事件から7年後に再審を受けることになった。
事件を忘れられない被害者の父、過去は忘れたい被害者の母は改めて事件に向き合うことになる。
うーん、事件当時の裁判で、動機が究明されないままに、未成年者に対して20年もの刑が言い渡されたという裁判が最大の謎ですね。
あと、誰かも書いていたのですが、松浦りょうの表情、目力が凄かったですね。あれを見ると本当に後悔して反省しているのか?と思ってしまいますよね。(^_^;)
今回の裁判では被告(受刑者)が動機について語る訳ですが、なぜ当時は黙秘を貫いたのかというのも謎です。
ラストを見て、この後、克、澄子、直樹の3人がどうして行くのだろうというのが、気になりましたよ。克は生活を立て直したように見えましたが・・・。澄子と直樹もギクシャクしたままだし・・・。
ところで、あの弁護士は賠償を宛てにしていたようにも見えましたが、認められなかったことで、あの後、どうするのか気になります。
【余談】英語タイトルは『December』となっていましたが、あれはどういう意味なんだろう?
【余談の追記】調べても December には12月以外の意味は見出だせなかったのですが、監督のインタビューの中に答えがありました。

この物語のすべての起源である殺人事件は12月に起こった。海外ではこのシンプルな題名がとてもキャッチーに響き、強い印象を与えられるだろうと思いました。

ということで、アメリカ映画などによくある「日本人には理解しづらいタイトル」のようです。(^_^)